バスタオルがなかった時代はどうしていたか

バスタオルが日本で一般的になるはるか前から日本人はお風呂好きでした。昭和初期までは家風呂は一般的ではなく公衆浴場に通う人が多かったようです。公衆浴場の歴史は古くなんと平安時代から。もっとも今のようなお湯を沸かす形ではなく江戸時代初期から末期まで殆どが、サウナのような蒸し風呂であったようです。さらしの着物、すなわち浴衣をきて湯気が直接当たるのを避けていたとのこと。

蒸しあがって汗ばんだ体はさらし製の手ぬぐいで拭いたのでしょうか。薄いために吸収力はないですがよく搾って干せばすぐ乾く抜群のふき取り布です。さらし布はかつておしめにも使われていたことからわかるように肌触りとが優しい布で大変実用的ですね。ちなみに吸収力で一番気になるのは当時の日本人の長い結い上げた髪の乾かし方法ではないでしょうか?長い髪は手ぬぐいを巻いても乾かせないに違いない、と調べてみると、髪は風呂に入るたびに洗うのではなく、何度かに一度。

髪結いはプロのお仕事で、お風呂屋の隣にある場合も多く、簡単に乾かしまとめた髪のままで髪を結ってもらっておしろいを塗って家に帰っていたそうです。またお風呂自体も特に女性は長風呂で、今でも美肌効果が高いといわれる、米ぬかやウグイスのフンやヘチマなどで体を洗い、井戸端会議に花を咲かせていたとかそう考えるとなんだかのんびりとゆったりした雰囲気で急いで水気をふき取らなきゃ!と思っている現代人が恥ずかしくなってきますね。